四国に行った機会に、JR南小松島駅前にある歌碑へ行ってきました。
四国
折口先生は、中学時代の修学旅行、昭和23年に四国を訪れたことがあるそうです。
全集の年譜にも
明治三十四年(1901) 15歳※
十月、淡路・四国へ修学旅行。この時の紀行の一部「八栗の秋」、翌年二月発行の『桃陰』第十八号に載る。
※自撰年譜では明治三十五年の欄に記載
昭和二十三年(1948) 62歳
一月、中旬から下旬にかけて四国、香川・徳島に旅行。
「八栗の秋」は高松市にある八栗聖天の山に登らされて大変だったという内容。
昭和23年は、当時の書簡から、高松で15・16日県教育組合の講習、17日県主催の講演会、19日短歌会、その後徳島へ向かったようです。
碑の建立の経緯など、こちらを参考にさせていただきました。
JR南小松島駅
徳島駅から20分ほどで到着です。
駅前のロータリーには、たぬきの像、のぞみの泉と名付けられた湧き水、そして碑がありました。
小松島の停車場降りて
ひたぐもる
この夕昏も
見覚えのある
迢空
中学の修学旅行を思い返しての歌のようです。(個人の感想ですが、この時代、戦争のことを踏まえると、”見覚えのある”に単に時が過ぎただけでないものを感じたり)
先の引用にもありますが、揮毫は別の方です。
ところで…
季節柄、ハートのイルミネーションがつくようです。
イルミネーションでのデザインは毎年変わるようですが、ハートに彩られる碑を見てみたいですね🤭